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フランスはノルマンディー地方のヴィモティエールにあるティーガーⅠ(タイガー戦車・Tiger tank)と、WW2 D-DAY(operation overlord オーバーロード作戦) 史上最大の作戦と呼ばれた, ノルマンディー上陸作戦の戦場跡を巡った旅の記録
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大砲があるトーチカを見たあと、海岸のほうへ行ってみた。
おお~、見事なトーチカがここにもあった。しかも・・・どこかで見たような?

射撃観測指揮所

日本へ帰ってみてから、確認してみるとやはり
史上最大の作戦

間違いない。周りの土が当時と違いえぐれているようであるが、ここはまさにあの有名な映画
史上最大の作戦 The Longest Day で使われた場所ではないか。



映画の中での非常に印象的なシーン。上陸作戦当日の朝、前夜から警戒にあたっていたドイツ第352沿岸砲兵隊指揮官プルスカット少佐が、「最後にもう一度見るか。」と、この観測所から海のほうを双眼鏡で眺めたそのとき。何千隻もの連合軍の大船団が出現し、「侵攻だ!やつらがきた」と少佐が驚くシーン。

また、このセリフはそのまま、パウル カレル著 彼らは来た―ノルマンディー上陸作戦の題名になっています。

プルスカット少佐

プルスカット少佐 1

次回へ続く

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今回はトーチカ内部とドイツ海軍150mm砲を見てみます
ドイツ海軍150mm砲

このトーチカは前面が開放されていて、特にコンクリートによる防御があまり施されていませんが、これは空爆による破壊を防ぐ為と、この大砲が、対陸上戦闘用ではなく、あくまで艦船を攻撃するために作られているからでしょう。この要塞が作られている場所は、海岸沿いの崖の上なので、ここに上陸することは想定していないはずです。実際の戦闘では、連合軍の艦船との撃ちあいで、3台の大砲が使用不能になったそうです。

ドイツ軍150mm砲

大砲は鉄板で覆われています。







大砲の後ろ側には、いくつかの小部屋があります。

トーチカ内部

ドイツ軍トーチカ内部

ノルマンディーでは、このように大砲ごと現存している要塞は、きわめてめずらしいそうです。





このノルマンディーにあるドイツ軍砲台は4つあるのだが、それぞれ保存状態で若干の違いがある。

一つ目は大砲がなく、損傷もはげしい。


2つ目、砲身が下を向いている


3つ目、前の記事でも紹介した、砲身が上を向いていてもっとも保存状態がよい、バンカー



4つ目は保存状態はあまりよくなく、きちんと写真は撮っていませんでした。


「記事の中で砲台、バンカー、トーチカなどいろいろな呼び方で書いていますが、フランス語でBatterie 英語battery 意味は砲台, 要塞とあります。
 またこのようなコンクリートに覆われた陣地はトーチカと言うのがわかりやすいと思いますが、トーチカはロシア語で、日本語で訳すと、特火点または掩蔽豪等、一般的でない難解な言葉になります。また英語のBUNKER(バンカー)は広い意味で使えますし、現地での英語表記についていることが多いので、バンカーという言葉も使っています。いろいろ使用して混乱するかと思いますが、御了承ください。」


砲台を横から見たところ
トーチカ

うしろにまわってみる。出入り口がある。


上に登ってみた。


トーチカの上から、海のほうを臨む。



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